パーフェクトな結果が生み出すもの

日本平で清水vs広島に参戦。日本平Jリーグで一番好きなスタジアムだからどんなに忙しくても絶対に行こうと思っていた。

シャトルバスの乗降場所が清水側ゴール裏のすぐ裏っていうのがなかなかにアウェイ。清水は未だに公式戦未勝利だし、シャトルバス内でもスタジアム周辺でも危機感というか特殊な緊迫感を感じた。

快晴。まさにサッカー日和。

そして俺たちの10番も帰ってきた。正直、彼よりうまいJリーガーはいない。

右サイドを切り裂く男も準備万端。ウォーミングアップでも調子の良さを感じさせた。彼ほど誠実なJリーガーはいない。

やりたい放題な試合だった。清水のチャンスは2つくらいか。この岡根への2枚の警告もPKも妥当としか言えないだろう。正直、このレッドカードのシーンで試合が決したと思った。

17歳の門出。新しい高校生Jリーガーの彼がどんな成長を遂げるのか。また10年近くこのクラブを見守るきっかけができた。
それもこれもパーフェクトな内容と得点があったから。試合運びも大事だけど、結果(=得点)がないと若手は試せない。
試せる若手がいるのも大事なことだけど、それを活かせる場が作れるかどうかも大事だと思った試合だった。
もちろん、場所を提供されてるだけじゃなくて、次はもっと拮抗した試合でジョーカーになってくれると信じて。


撮影:PENTAX K-01 DA 55-300mm