J2を訪ねて〜東京ヴェルディ編

2013シーズンの開幕戦、オフシーズンの話題を掻っ攫ったC大阪戦に勝利した翌日に僕が訪ねたJ2のスタジアムは味の素スタジアムFC東京のホームスタジアムでもあるから「J2を訪ねて」というタイトルは違う気がしないでもないけど、スタジアムは同じでもそこに集う人が違えば当然空気感も違ってくると思う。
飛田給駅を降りてスタジアムまで歩く。青赤の東京カラーで染まりヴェルディの緑はほぼない。

小雨が降っていてかなり冷え込んだ天気だったけど、開幕戦ということで思っていたより人は多かった。

経営が安定していないクラブを支えるサポーターたち。そういえば入場ゲートでチケットをもぎっていたのは下部組織の子どもたちだった。

この日は対決企画が目白押しで8000人を超える松本サポーターが襲来。スタジアムに熱気とお金を落として行ってくれた。ただし勝ち点はしっかり持って帰って行ったのだが。


試合自体も運営自体も非常に良かった。ホームのサポーターも数は少ないけれどセンスの良いチャントが多かったしちゃんと雰囲気を作れていて熱かった。

これでこんなにさみしいのか。原因は根本的なところに問題があるんじゃないのかなーと思った。ぶっちゃけると、「地元から愛されるクラブ」になれていないし、FC東京というクラブが存在する以上、難しいんじゃないかなと思った。東京ヴェルディではなく読売ヴェルディとしてやっていた時代がそうとう負担になってるんじゃないかな。
いろいろな意味でJリーグ初代王者の2014年開幕戦は考えさせられる一戦だった。


撮影:PENTAX K-01 DA40mm XS , DA55-300mm