旅の道具

久しぶりに自転車に乗る。
僕にとって自転車は完全にちょっと贅沢な旅の道具。車や電車が点で旅をする道具だとするなら、自転車は線で旅をする道具だと思う。だから、のんびりなんだけど、その過程が旅になる贅沢な乗り物だと思う。
実に1年ぶりくらいに自転車に乗った。山越えを含めて100kmほど走ったけど、身体は覚えているものだなと思った。




サイクルジャージに身を包んで釈迦力に走ることはしなくなった。
自転車との距離が離れてた気がしてた。でも、乗るとやっぱり自分で組んだ愛車は自分の脚になってくれた。
道具との信頼関係が旅と自分の身体を支えてくれる。


撮影:PENTAX K-01 DA21mm Limited