中藤毅彦写真展&トークイベントに行ってきた話。

京都のGalleryMainというギャラリーで開催中の中藤毅彦写真展。
中藤毅彦さんといえば、今は亡きGRBlogのGRistで紹介されていて、そこの2枚目のニューヨークの写真が素敵すぎて写真集を買おう買おうとずっと思っていた写真家さん。www.grblog.jp
少し早めに会場に行ってみるとご本人がいらっしゃるではないか…。
速攻で写真集を購入しているとサインをして頂いたうえに少しお話もさせてもらいすごく刺激を受けた。
その後のトークイベントでは裸のラリーズのイカしたBGMのスライドショーがあって、やっぱり写真とロックって合うなーと再認識。
トークイベントは、展示されている写真の話から写真集の話、カメラの話とか盛り沢山ですごく楽しめた。
個人的に聞こう聞こうと思っていた「ファインダーを覗いたときに、プリント後の画が見えているか?」って質問を他の人がしたんだけど、「覗いた段階で白黒に自分の中で変換されていて、完全に見えてる」って答えだったのは、びっくりしながらも、作品を見て納得した。
あとびっくりしたのは、フィルムとデジタルの見え方の差かな。
フィルムだと白飛びしててもなんとかなるけど、デジタルでは飛んじゃうとなんともならないって話とか、経年劣化していく印画紙が出す味の話とかはすごく興味深くて、最近フィルムを始めた自分もなんとなくフィルムのラチチュードの広さには感心していたので、納得できた。
まぁ、どっちが良いどっちが悪いっていう話ではないんだけど。
カメラとか写真とかのワクワクする話が詰まっていて、とにかくすごく楽しくて面白くて素敵なひとときだった。

帰り際に一緒に行っていた後輩が「フィルム良いっすね。はじめるならどれ買えば良いっすかね…」って言うくらい楽しかった。
自分は暗室作業のワークショップに参加して自分のお気に入りの一枚を引き伸ばして焼き込んで部屋に飾るのを目標に撮影していこうと思った。