ある日ある所にいること

カメラマンはあらゆる立場から自由でなければならない。
ある日ある所にいることが写真家の絶対条件だから

石元泰博先生のお言葉である。
竹富島で泊まった宿にあった先生の作品集

石元泰博 写真という思考

石元泰博 写真という思考

の最後の頁にそっと書いてあった。


びっくりするくらいカッコイイ写真にシビれた。
そして、撮られた時代を知ってすごい人だと驚いた。
どんなカメラを使っていたんだろう?


ライカM2ブラックペイントである。

田中長徳氏が石元先生のM2の剥がれた皮を保存したのは氏がいろいろなところで書かれているので有名な話だろう。
生涯相棒のように付き合っていけるカメラが欲しかった。


今週のお題「今年買って良かったモノ」

必然。


いつか黒いM2が手に入れることができれば…と思わないこともない。
でも、今の自分には一番の選択肢だったと思う。