ロクナナ試運転

思っていたよりも早くマキナがOHからあがってきた。
何よりびっくりしたのが、ファインダーが見違えるほどに綺麗になっていたこと。
やっぱりOHした個体は格別。

マキナの修理はけっこう大変で、モルト交換でさえOHと同じくらいばらさないといけないらしい。
距離計がずれ易いとか、注意点は色々あるらしいけど、ちゃんと扱えるカメラ店が少ないのはちょっとかわいそうだ。
市場に出回っている個体数を考えれば未だに修理対応してくれる人がいるのはすごい事だけど、マキナに限らずこの手のカメラは駆け込み寺を確保したうえで入手することが本当に大事だと思う。


試写がてらマキナを持って散策。
蛇腹は伸ばしたままにしないほうが良いと言われていたので、速写性はあんまりだけど、ライカとほぼ変わらずに構図もピントも露出も合わせられる。
シャッターボタン脇のピントダイヤルは最初は何でこの場所?って思ったけど、使っていくとすごく便利だった。サイズ感的にも35mm判とほぼ変わらずに撮影が出来るのが本当に良い。
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/37688837395
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/38576940251
PLAUBEL makina 67 Nikkor 80mm/F2.8 Ilford HP5 Plus
ニッコールレンズの描写は、シンプルに見たものが綺麗に写るレンズだなぁという印象。
手持ちのレンズの中では、ズミクロン50mmに一番描写が近いけど、ズミクロンよりはボケ感とかは柔らかくて写りも繊細。
プリントして、あぁなんだこれって溜息が出た。


問題はちょっと値の張るフィルムの値段と、中判スキャナーがないからプリントしてるんだけど、それが大変ってことかな。フィルム代はね、仕方ないよね。