明日、三人展の搬入作業がある。
年明けから取り組んでいたポートレートを暗室で悪戦苦闘しながら大全紙に焼いた。
今まで路上スナップしか展示してこなかったこともあって、全体的に白いなぁなんて思ったりしたけど、焼き込んだカットでは今までやって来たことが思いっきり活かされていて、自分自身の暗室ワークの上達も感じた。
ま、写真展のたびに進化して行ってなかったら悲しいしそれはね。
自分が写真を撮り始めたきっかけは純粋に旅に出掛けたくて、旅に連れて行くカメラを選ぼうと書店に行ってこの本と出会ったのがキッカケだ。
旅とカメラと私 ?RICOH GR/GXRと旅する写真家たちのフォトエッセイ?
- 作者: 森山大道,横木安良夫,菅原一剛,小林紀晴,赤城耕一,田尾沙織,大和田良,岡嶋和幸,茂手木秀行,藤田一咲,渡部さとる,湯沢英治
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これ本当に良い本だ。今でもたまに読み返す。
モノクロフィルムで作品を作ろうと思ったキッカケになる人は二人。
一人は個展でお話しさせていただいたときに勧めてくれた中藤毅彦先生。
nowarl.hatenablog.com
もう一人は、初めて人に言うけど、味園ユニバースの某ショットバーのマスター。
ちょっとした出会いで人って変わるよね。
今回は、純粋に自分が心から撮りたいものってなんだろうって考えたときに、人が撮りたいって思っちゃったことがキッカケ。
人と絡むのってめんどくさいけど、面白い。普段を知らない誰かのカッコいいorカワイイ瞬間を撮れたら面白いだろうなって純粋に思った。
いろんなキッカケがあって、こんな面白くて手間のかかることをやって来ているけど、一人ではとてもじゃないけど、続けてこれなかった。
キッカケを与えてくれた人たち、被写体のみなさん、週末一人でカメラを抱えて出掛けて行く俺を黙って見送ってくれた相方、そして何より共催者の二人に感謝。
今回できなかったことや次回への反省もあるから、まだまだマキナ67とライカを背負って、時にはGRをポケットに忍ばせて街を歩き続けたい。