電子のチリをために行く

ちょっと前にSNSで話題になっていた「さようなら、コダクローム」を観て、いてもたってもいられなくなって、同じようにライカとクルマで出掛けたくて伊豆へ行った。 本当はフィルムで撮れば尚良かったのかもしれないけど、カラーで撮りたかったからデジタル…

 僕の好きなLeica

前回、M6を落とした話をチラッと書いたのだけど、その後の顛末を書こう。 M6はベースプレートに打痕こそついたものの、動作やファインダーに一切問題はなく、いつもお世話になっているカメラ屋さんでも、ライカ京都でも問題なしとの評価だった。 しかし、こ…

 近況つらつら

苦心して完成させた写真が評価されると嬉しい。 ギャラリーのオーナーに「この写真えらい褒めてる人いてたよ」って言われて嬉しかった。グループ展とはいえ3回目の出展で、他のギャラリーで出した展示を覚えてくれていてそれも嬉しかった。 実際に人から反応…

 暗がりから少し出てきて

写真展への出展が続いてしまい精神的にちょっと疲弊。 何時間暗室に篭っても納得の一枚が出来ない。乾燥して並べてみると、おっと思うのがちゃんとあって、やっと納得…みたいなことの繰り返し。 例えばこの暗室ワークが全部デジタルになったら楽なのかと思っ…

 写真集とオリジナルプリント

本を残さないようにしている。 全てスキャンしてしまうか、はじめから電子書籍で買うか、読み終えたら人に譲ったりしている。 年間の読書数は多い方だと思うけど、本は残していない。 しかし本棚はいっぱい。全て写真集だ。 毎月2冊ずつくらい増えていると思…

 ファインダーの先に集中する

旅に出る寸前で、マキナが重い!ってなってライカを持って行った。 ディープスポットが多い旅だったので、正解だった気もするけど、どんなところでもマキナ構えてバシバシ撮れるくらいファインダーの中に集中したい。 Leica M6 Summicron 50mm/f2.0 Fomapan …

 冬も終わるぞ

今年の冬は良い感じだった。 初めて行った場所もあったし、写真を撮る上でも色々と考えるきっかけができた。 いろんな場所に行った。 Leica M typ262 Summicron 35mm/f2.0 寒いところから暑いところまで、ほんといろいろ。 最近、時間が勿体無いなーと思って…

 暗い中から見えるもの

暗室の中で作業していて、はじめのころは現像液からゆらゆらと画が滲み出てくる様子がすごく不思議で楽しかった。 近頃は、けっこう慣れてきたのもあるけど、テスターを使わなくても、あぁこのネガの濃さだったらストレートで何秒だなとか勘があたるようにな…

 月の上のなんとか

The Birthdayの一番新しいアルバム「NOMAD」の最後のトラックが隠れた名曲だと思う。 ツアーでも聴いたけど、一番心に残っている。 どんなロックナンバーより沁みて上がるミディアムバラードってあるでしょ。 久しぶりに旅らしい旅に出掛けて、そのときに最…

 雪が見たくて

年が明けてから寒い日が続いている。 この間なんてたまたま新潟に行ったら寒波直撃。2時間ほどで雪に閉ざされた街を見てびっくりした。 雪国には住めない。 そう思ったのに、今朝起きたら雪がうっすらと残っていて、山手のほうを見たら残雪がありそうだった…

 2017年の雑感とアウトプットにこだわりたい2018年

Leica M typ262 Summaron 35mm/f3.5 プリントした写真をスキャンするのってめんどくさいから最近ちょっとデジタルライカをひっ捕まえて出かけることが多い。 アナログはアナログ表現がやっぱり一番適しているし、デジタルはデジタル表現がやっぱり一番適して…

 マキナ67のちょっとしたまとめ

マキナ67を持って街へ出掛けると他のカメラよりも圧倒的に声をかけられる。 ちょっと不思議なカッコいいカメラ。 「カッコいいけどどこがすごいの?」って聞かれたから、ちょっと纏め的な。 夢のカメラ ドイツのプラウベル社の経営者が高齢を迎え後継者がい…

 ロクナナ試運転

思っていたよりも早くマキナがOHからあがってきた。 何よりびっくりしたのが、ファインダーが見違えるほどに綺麗になっていたこと。 やっぱりOHした個体は格別。 マキナの修理はけっこう大変で、モルト交換でさえOHと同じくらいばらさないといけないらしい。…

 嗚呼、愛しのマキナよ

ライカと並んで僕の憧れのカメラだ。 テレビで見た金村修のドキュメンタリーで、金村修の使うカメラがめちゃくちゃカッコよくて、ずっと憧れていた。 ほら、かっこいい。 身近なところに使っている方がいて、触らせてもらった。シャッターの感触がたまらない…

 雨がうざくて仕方ない

流石に雨の日にフィルムカメラを持ち出す気にはなれない。 戦争カメラマンとかどうしてたんだろう。気にせずに使っていたんだろうか。 個々のコンディションによっても違うんだろうけど。 Ricoh GR 28mm/f2.8 今日はちょっとでも晴れ間があったら10枚しか撮…

 たまには量より質で

最近マイペースにご飯が食べれなくて、接待なんかで人に気を遣ってペースを合わせて呑んだり食べたり…。 質の低い食事が多いなぁと。 質っていうのは別に店の云々の話じゃなくてもっと内面的な感じのことで、量的には満たされてても質的には満たされて無いな…

 Rollei B35のこと

モノクロフィルムの現像をサボっていて、一気に大量にやったら定着液がへたっていて最後の2本失敗した。 気合を入れて撮った2本を最後に残していたので、かなりショックだった。 サボらずにすぐやれっていう神様の思し召しだろうか。 Rollei B35 Triotar 40m…

 やりたいことはできない

自分のペースを守りたいというか、一度決めた自分のルーティンの中で生きていたい。 そういう意味では根本的に今の仕事って自分に合っていない。 出張も多いし、予定の変更も激しい。 やりたくてやってるわけでも勿論ない。 Ricoh GR GR Lens 18.3 mm f/2.8 …

 テーマパークみたいな日常

この間久しぶりにデジタルライカを持ち出したら、センサーにゴミが付いていたみたいなドットが。 センサーをブロワーで吹いたりしたんだけど、なんとも気持ち悪い。仕方なくライカ京都店に持ち込み。 無料で1時間弱でクリーニングして貰えた。そのまま帰るつ…

 美しいモノクロームを求めて

写真展を機に考えたこととのまとめ的な。 モノクロームとの出会い 京都であった中藤毅彦氏の写真展に行ったこと。 それまでも写真展でモノクロを見たことはあったけど、印画紙の美しさと粒子感に圧倒された。 インクジェットの作品もあったけど、あっさりと…

 夏休み真っ只中な人たち

朝と夕方が少し涼しくなって、朝方なんて空を見上げたら秋らしい雲が出ていたりする。 とはいえまだまだ昼は夏の陽気だ。 久しぶりに行きたいお店と、初めてだけど気になっていたお店があったので、ライカを片手にぶらり出掛けた。 36枚撮り終える気がしなか…

 ○○フリー、○○レス

写真展のためにM6しか持ち歩いていなかった日々とさよならした。 でも、結局持ち歩いているのがM6だったりしてなんとも言えない。 Leica M typ262 Elmarit 28mm/f2.8 ライカはデジタルでもなんか渋い発色でいいね。ちょっと安心する。 ところで最近、職場の…

 計画的に写真を作るってことをした

同じものを違った角度、違った絞りでちょっとずつ変えて撮りまくった。 写真展に出す写真を過去のものから探すのをやめた。 それぞれ別の視点や思想で撮ったものを後でまとめるなんて無理だと思ったから。 もちろん、膨大な量を出せるのであれば、違ったけど…

 自分でやる限界

GR10はストラップも何もつけてなくて、ツルツルした表面だからよく落とすんだけど、今まで打ち所が良かったのか無傷だった。 今回はトップカバー側のサイドを打ち付けた上に少し勢いが良すぎたのか、シャッターが切れなくなった。 でも、何となく動きそうな…

 去年の夏は何してたっけ

なんとなく夏休みを思い出してみたら、そういえばローライだけ持って九州に行った記憶が蘇ってきた。 しかも使ったフィルムは今はなきProvia 400X。 Rollei B35 Triotar 40mm/f3.5 Fujifilm Provia 400X ごちゃごちゃ荷物を持ちたくない旅にはローライだけ持…

 イメージ

写真展に出すにあたって、いろいろと構成を考えないといけない。 展示するのは2点なんだけど、連動するイメージにするのか、全く別のイメージで行くのか。 考えてみたら今までずっとカッコいいなと思ったものをパチパチ撮っていただけだから、イメージがどう…

 さらば6月よ

7月に入るとは。 一年間の半分が終わったのかと思うと悲しいな。 何もできていないし、何も変わっていないようで、なんとなくできているものもあって。 季節感がない生活は悲しいから、三室戸寺に紫陽花なんかを見に行った。 Leica M typ262 Summicron 35mm/…

 アナログにデジタルを楽しむ

デジタルライカはいいぞ。LEICA M デジタルM型ライカブック (玄光社MOOK)出版社/メーカー: 玄光社発売日: 2014/01/31メディア: ムックこの商品を含むブログを見るライカほど毀誉褒貶のあるカメラもなかなか存在しない。 フィルムライカはブランド力も去るこ…

 巡り合わせ

出掛ける気分でもなかったけど、久しぶりにデジタルなライカも持ち出してみるかと家を出た。 ちょっと歩いていてふと、足元を見ると、履き古したDr.Martens。久しぶりにDr.Martensのお店をのぞいて見るかと足を運ぶ。 ちょっと店内を眺めて、気に入った色を…

 消え方もまさにNATURA

フジフィルムのNATURA 1600が生産終了になるそうだ。 自分の周りではあまり話題にもなっていなくて、つい最近まで気づいていなかった。 NATURA 1600はISO400-1600までの間で撮影しても描写にばらつきの少ない面白いフィルムで、機械式カメラを買ったけど露出…