自転車に乗ろう。
計画をたてて、一番気になる天気が微妙な予報だったらどうする?
行ってしまえ。行かずに後悔するのなら行って後悔したい。
淡路島へ自転車と渡るのは何度目だろう。今回は組み上げてまだロクに走ってないBH Deseoを相棒にした。
自転車組むときのこだわりは2つ。105以下のパーツは信用しない、使わない。サドルはサンマルコのコンコールライト。
爽やかな空色のフレームにメカメカしい黒い105が意外と似合っている。
新しい自転車のシェークダウンに淡路島はなかなか良いコース。風は吹く、海岸線特有のアップダウンもある、塩害で痛んだアスファルト、ちょいと山登ればショートカットもできる。
そう、今回はショートカット。目的のひとつが洲本のイタリアンでパスタを食べることだったし、さすがに60kmコースはもう飽きた。
明け方怪しかった天気はジェノバラインに乗ると同時に晴れてきた。
明石海峡大橋をくぐるときがちょっと好き。
岩屋港からひたすら海岸線を南下。相変わらず向かい風。うん、Deseoは反応は遅いけど走る。
はじめの20kmはひいてもらった。
淡路島の東海岸はちょっと単調。
気付けば洲本。ちょうど12時前にパスタにありつけた。
美味。
県道46号はなかなかに悪路。路面は荒れてるし車通りも多い。まぁヒルクラというにはお粗末な坂だと思って登り始めたけど、いつもより重い。Willin'よりも2枚ほど重いギアで走ってる感覚。
途中でグローブをとってちょっとマジになってしまった。
ダウンヒルは軽快。ダウンヒル中に変に身体をひねったからか右脚に違和感。
西海岸は通称サンセットライン。東海岸よりも海岸も海もキレイなので走り抜けるには勿体無い。
時間も余裕あるし、夕陽を見ながら走りたいということで、ここからは完全にポタペース。
誰もいない海水浴場。
魚増のあなごは安くて美味しい。並んでたらちょっと遅くなった。
走りながら見える夕陽とだんだん伸びる影に追いかけられるように速度をあげる。
BH Deseoは良い自転車だと思う。クロモリは乗り味が優しいと言うけれど、それを求めるならコンフォートタイプのカーボンフレームを買ったほうが良い。
コンフォート寄りなフレームでは無いと思う。重くてレーシー。あくまでこいつはロードレーサー。
でも、クロモリ特有の柔らかさから身体への負担は少なめだと思う。コンフォートな乗り味のWillin'で忘れていたものを思い出させるフレーム。大事に付き合おうと思う。
撮影:GR DIGITAL II