スナップのバイブル

良いカメラを買う動機はいろいろとあるだろう。
家族写真を綺麗に撮りたい、旅行で見た風景を記録したい、カメラという機械が好きだ…。
僕の最初の動機は、旅先で見た風景を記録したいということだった。だから、とにかく画質とサイズにこだわってカメラ選びを始めた。
想定している被写体の中に「街」はなかった。
GRを使っているときにGR使ってるプロがいるって知って初めて森山大道氏の写真を見たときも失礼な話だが、よくわからんなって感じてしまった。当時見た枚数っていうのが少なすぎたのもあるのだろうけど。
僕が被写体として「街」を撮りたいと強く意識したのは金村修氏の写真を本当にたまたま見たときだ。純粋にカッコいいと思った。形容しがたい気持ちだった。

Suzy Cream Oil Chease (スージー・クリーム・オイル・チーズ) (スーパーデラックス)

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街を撮るのはカッコいい。カッコいいから真似をしたくなる。当たり前じゃんそんなこと。
森山大道 オン・ザ・ロード

森山大道 オン・ザ・ロード

街を撮るこの二人の共通項は「量は質を凌駕する」ということ。中途半端なコンセプトなんて撮って撮って撮った後にはなくなっちゃってるってこと。
横木安良夫流スナップショット (えい文庫 169)

横木安良夫流スナップショット (えい文庫 169)

もちろん街を撮ることの難しさもある。横木安良夫氏のこの著作は路上スナップをするうえで気を付けるべきことが書かれた硬派な内容のものとなっている。街を撮り歩くうえでの自分の指針を作る一つの参考になるだろう。

http://www.flickr.com/photos/126161047@N02/14931002189
PENTAX K-5 smc PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited