大雨の予報で、今朝まで行こうか行かまいか悩んでいた。
朝起きたらなんて事ない天気だったし、雨が似合う海だと思った。
最後にきてから丸3年がたっていた。知らない道が出来ていたり知らない建物がたっていた。
知っている建物が消えていた。世の中そんなもんだ。
何も変わらないフリをして毎日生活しているけど、老いて置いていかれる怖さがある。
だからって何かにしがみつきたいわけでもない。ただ寄りかかれる何かがあればいいと思う。
静かに波打つ瀬戸内の海を見ながら、穏やかな日を過ごした。
一度止めてしまったらまた始めるなんて出来ない気がするから、いろんなことがあっても銀塩写真は続けたいと思っている。
幸い応援してくれる人がいて、続けていけている。
一度止めてしまったのにまた始めたPENTAXという会社に驚いて、PENTAX 17を予約した。
カラーネガを詰めてこれひとつ持って旅に出るのも楽しくて良いかもしれない。
ネガティヴな声も読んだが、もう今はあの頃じゃない。
去り行く過去を慈しみながら、今日を強く生きたい。