京都の東山五条にある河井寛次郎記念館。住宅街の中にぽつんと建っている。
恥ずかしながらここの存在も氏の存在も知らなかった。
あまりに普通な住宅街のあまりに普通なお家に見える外観。
中に入ると純和風の建物に似合う調度品。この椅子も家具も氏のデザインだという。
河井寛次郎ってどんな人なのか何も知らない自分でも、この段階で優れたデザイナーなんだと気づく。実用的でなおかつおしゃれ。この家も込みで総合的にデザインしてるのかな?と思ったり。
茶室からは庭が。
そう、このお家、外観よりもかなり広い。
アトリエへ移動。隣には大きな窯が。ここで氏の本職が陶芸家だと知った。
筆日記をはじめとする展示。
母屋に戻って二階の吹き抜けから一枚。そう、この記念館は恐ろしく寛げる。
気づいたら2時間近く滞在していた。
河井寛次郎という人は素晴らしいデザイナーでありクリエイターであると思う。この記念館は未だに色あせない優れた作品と触れ合える稀有な場所。
河井寛次郎記念館
京都市東山区五条坂鐘鋳町569
開館時間10:00〜17:00(入館受付 16:30まで)
休館月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金大人900円
撮影:GXR A16