いつか行きたいなと思っていた香港はデモとコロナで色々と「行きたい」熱が下がってしまった。
「いつか行きたいと思っているもの」の「いつか」は来ないと知っているのについつい後回しにしては後悔が生まれる。
世の中そんなことだらけだし仕方がないんだけど、仕方がないで済ませたくない思いがあるのも事実。
たまたまバスケ観戦で台湾に行きたいかも…と相方が言っていたのでついていくことにした。
ちなみにバスケは好きではないので一人で台北でぷらぷらすることになった。
「何しについてくるの?」と聞かれたけど、ただ行きたいなと思っている国だったから行きたいだけだった。

テクノロジーの進化で国境線を越えるというハードルはほぼない。
日本に来ている外国人だってスマートフォン片手になんでもやってのける。
事前準備もほぼなく行ってしまったけど、困ったことは一切なかった。

もともと時間のない旅だったから何も無理せず台北駅周辺だけに散策はとどめていたけど、GRでぱちぱち写真を撮りながら歩くのが楽しすぎて2日で4万歩も歩いていた。
土地勘がなくても何となくの方向感覚と匂いだけを頼りに歩きまくった。
夜中でもずっと歩いて街中を散策していた。

あっという間だったけど、全く予定調和ではない感じと遠くへ来た感じが最高だった。
昔はもっとこういう旅をしていたなーとか色々と思い返していた。
あっという間の人生なんだから、もっと無茶をしたいと思った。
「A Beautiful Taiwan Today, A Better Taiwan Tomorrow.」という言葉と青天白日満地紅旗が帰国途中の自分の頭上に見えた。
また必ず。次はもっと長い時間をここで過ごそう。
意外と夏っぽいことしてた
すっごい久しぶりにビーチに行った。
夜明け前の海に行きたいって話で、じゃあ行くか!ってAM3時ごろからごそごそしてクルマで海に向かったけど、阪神高速を南下してたら北東方面がうっすら明るくなってきて、「朝陽とのカーチェースだ」って助手席の声がなんかめちゃくちゃかっこよかった。

足つけてぼーっとしてただけだけど、たまに行くといいな、誰もいない海。
そのうち冬の海にも行きたいなって勝手に思っている。
めっちゃ久しぶりに行ったところといえば琵琶湖に行った。
琵琶湖って琵琶湖大橋より北の方の綺麗なところのことね。
彦根の方にめっちゃ行きたいカフェあって、そこは写真禁止なので撮らなかったんだけど、静かな湖畔を見てのんびりして、やることもないからダラダラ湖畔沿いの道を走ってたらめっちゃアメリカンなカフェ見つけたりして。

タコスとか食べてちょっと浮かれたドライブだったけど、せっかく来たから白髭神社の鳥居でも拝むか…と思ったらなんか外人が押し寄せておりいろいろ残念だった。

まぁ仕方ないし、いいんだ別に。
色々忙しく過ごしているのに意外と夏っぽいことできててよかったなー。
謎の旅もしたし…普段行けないところにも行けた。
9月はもっと忙しいけど、もっと楽しみたい。
ぶらぶらと夜を行く
今年も北浜のBE= Lab&Galleryで写真展「B.L.T.」を開催している。
7/27まで。
写真展「B.L.T.」 | BE= Lab&Gallery
今年が7度目ということに自分でも驚いている。この展示の前身というか、きっかけになった展示も合わせれば8年連続で夏に展示をしていることになる。暗室で手焼きをした写真を飾りたいっていう10年近く前の気持ちが今も火の燃え方は違うけれど消えずに残っているのは不思議な気持ちだ。
最初の3回くらいはやっぱりプリントの部分の技術的な問題というか、純粋に思うようにプリントできなくて試行錯誤があったけど、ここ数年はそういうテクニカルな部分よりもっとマインドの部分での深化がある気がしている。

今回の展示では初回のB.L.T.でも写ってくれた人にまた写ってもらった。
これも何気にすごいことだなって思ったりして、よかったなーと思った。
時間はどんどん流れていくし、流れていく中でいろんなもんが変わっていくけど、変わりながらも続いていくのがなんか良いなと最近は思う。

カメラなんてなんでもいい
カメラなんてなんでもいいと言いながら、長く使っているLeica M typ262すら重く感じていたある日の午後…。
なんとなく立ち寄ったライカ京都店でM11を触らせてもらった。何気にM11を触るのは出てすぐくらいの時以来で、その時はなんか動作不安定じゃない?とか遅くない?って試しに触ってるレベルでわかっちゃって、全然欲しくなかったんだけど、あれから数年ぶりに触ると、全然アリなのであった…。
手持ちの機材を少し整理すれば買えてしまうのだけど、なんとなく踏ん切りがつかない。

そもそもGR以外のカメラっていらねーなって思い始めていた矢先。
GRとフィルムライカがあれば割とそれで良いのではないか説すらある。
だって、フィルムの値段高くなったとはいえまだモノクロだったら全然できる環境だと思う。
HP5は流石に厳しくなってケントメア400が常用になりそうだけど。


何で撮るより何を撮るかの方がはるかに問題なんだよな…。
もう少しスローに生きたい
年が開けてからいろんなことがあったけど、とにかく慌しい日々。
やっと少し落ち着いてきた。
写真を撮る時間も限られたところがあったのと、人と出かけることが多くなるといくらポケットにGRが入っていてもなかなかシャッターを切る気にならなかった。
気がつけばもう桜もバカみたいに満開になっていて、あっという間がすぎる。

流行は巡るというけれど、昔買ったヒステリックグラマーのTシャツを着ていたら、街中で若者に買った古着屋を教えてくれと話しかけられた。一時期狂ったようにヒスのTシャツやらジーパンやら買っていた時期の遺物なので古着で買ってないと伝えたら、いま結構良い値しますよと言われた。
描かれているコートニー・ラブはいつでも人気モノだ。

それがきっかけで久しぶりに古着屋を巡ってみたら、値段高騰してる反面、昔好きだったブランドの掘り出し物なんかもあってドッサリ買ってしまった。
カメラ沼よりはるかに安価なのが頭が痛い。収納し切れなかったデニムを小脇に眠る日々。

何も変わらないなんてないんだと思うけど、自分のマインドはあんまり変わってないなって思う。
どうでも良い日常にすがって写真撮ってそれを吐き出していきたい。暗室に行きたい。たまったフィルムも現像したい。

もう少しスローに生きたい。

まだ旅は続く
2024年ってどんな年だったって聞かれたら、やっぱり地震から始まったから良い年だったね、とは言いにくい。
個人的には「ようやった」と自分に言ってやりたい一年だったなーと思う。
環境の変化がなかなかに目紛しくて、あんまり自由がなかったけど、その中でやれることはやったと思う。
北海道にも八重山にも能登にも…いろんなところ行った。
能登はあまりの被害にびっくりした。とにかく道路がバキバキに割れてて移動に時間が掛かるし、被害の少ない地域から作業員が移動してるので時間のロスが激しい印象。一年たってまだまだ復興に遠いという話ばかりなので、なんとかなってほしい。
念願叶って佐世保に何回か行けたのも嬉しかった。
好きな写真家さんが佐世保をベースに活動されている方で、写真集の中の空気感を感じたいと思っていたから、行けたときはかなり嬉しくて、防空壕の跡のバーとか米軍街のバーとかで飲みまくった。もちろん写真もたくさん撮ったけど、本当に楽しかった。良い旅したなーと思った。
今年は写真展にあまり行く機会がなかったけど、KYOTOGRAPHIEはパスを買って色々巡った。
それ以外はなかなかタイミング的なものもあって展示に参加も減ってしまったけど、その代わりにたくさん写真集を買った。
今年買った写真集のベスト3くらいは紹介する記事を書きたいなと思っている。
2025年ももっといろんなところに行っていろんな人にあって、いろんな景色を見たい。
アグレッシブに行こう。まだ旅は続く。










壊れ続けた一年
2024年ももうすぐおしまい。
今年はなんかいろんなところに出張したり旅したりしていたけど、その割にポートレートの撮影頻度もそこまで落ちなくて、忙しい感じの1年だったはずなのに、何かを得たって感覚に全くならない不思議な一年だった。
明日また記事を書く気になったら、そっちでもう少しなんかこんなことやったなーって振り返りをしようかな。
今日は機材とかそっちの方向の話だけ。

何もできなかったなって思ってしまう要因は色々あるけど、一番でかいのは写真日和の5月真っ只中で長年愛用しているGR1がぶっ壊れたことが悪かったと思う。
ずっと使っていたものがなくなるとキツイ。幸い修理してもらえたけど、色々あって戻ってきたのは10月半ばだった。
GR1は近所のなんでもない写真もヌードもポートレートもなんでも小難しいことを考えずに平等に撮れるのが良いんだ。
全部自分の距離感で撮れるし、ピントなんてどうでもいいって思わせてくれる最高のカメラだった。
GR1の変わりにGR10をポケットに入れてて、それはそれなりに活躍したし良かったけど、やっぱ慣れてる方がいいなって思った。

壊れる連鎖で10年つかった初代GRも壊れてしまって、GR3とGR3xを買った。
概ね満足しているけど、フィルムでもデジタルでも長年使っているものが壊れてしまったのはかなりショックだった。
ライカはとてもいいカメラなんだけど、撮影するかどうかわからない時まで持ち歩くには重い。

そんなことを言いながらも、GRが壊れている間は、M6やバルナックにGR Lensをつけて撮影は続けていた。
このGR Lensがまた笑っちゃうくらいにGRな写りで(当たり前だが)、とても気に入っている。
MFなのでむしろ速射性はこっちの方がいい気すらする。写りは特にモノクロで撮るととても良い感じだと思う。

今年は特にレンズやボディを入れ替えたりしなかったけど、ライカはやっぱりM typ240シリーズが気に入っていて、当分使い続けたい。最新レンズをつけた時はちょっと微妙なところもあったけど、PureRawでRaw現像しはじめて、あまりにシャープなのでこれで良いやってなった。
ハードの進歩よりソフトの進歩が凄すぎる。
もうハードは慣れとか使い心地とかそっちの方向へどんどん進んで行くんじゃないかと思う。

