山崎正和氏の著書の話。

山崎正和さんという評論家の方を知っている人がいるだろうか。
有名大学や上位大学の現代文の試験に出やすい著者TOP3の一角として学生の間で有名な方だ。(TOP3は朝日新聞養老孟司山崎正和)この人の著書や考え方は大人が読んでもあんまりよくわからない。まぁ、30%くらいわかれば良い感じなのかもしれない。
僕は今、山崎正和の本にはまっている。
人間の考え方を日本型(集団主義)と欧米型(個人主義)というふうに定義する風潮がある。
これは、欧米人の暮らしには常に「神」が存在し、神からの「ある意味での抑圧」を人間は受け、そして人間は自然を抑圧するという構図、神を頂点とした「抑圧のピラミッド」の中で人間は自我の目覚めがなければ押しつぶされてしまうという中にいるから、自我を強烈にだす=個人主義的な考えが生まれた欧米型。
人間も神も自然も常に調和しあい(一部の時代は除く)、利用しあい生きてきた日本人の調和的思考=集団主義の日本型。
この二つでは全く別の様相を持っているだろうという考え方から、2つは全く別のものだと定義している日本人は少なくないという。
ところが、山崎正和はその定義はくだらないものに毒されていると言い放っている。
数多くの哲学者や評論家が作り上げた定義を屁とも思っていない彼は一体何者なんだ?ということでこの人の本は読みまくってみたいと思います。

なんか最近、非常に哲学・評論に興味を持ってきたんですが、「アイデンティティの確立」とか「文化と文明における都市」とか難しいですねー。でも、なんとなくですが、自分を取り囲む物や「自我」というものがわかってきたような気がするし、まだまだわからないような気もします。
これからまだまだ勉強しなくては。