デジタルだろうがアナログだろうが

漫画家の浦沢直樹氏がETVでやっている「漫勉」っていう番組が面白い。
特に、高橋ツトム氏の回が最高によかった。
デジカメで撮影した素材を画像処理して線に変えて背景にすることで思いっきり手数を省略していた。
そこからペンを入れるんだけど、「デジタルな線はやっぱり気持ち悪いからどれだけアナログに見せるか」を意識しているみたいなことを言われていて、なるほど…と思った。
今のデジカメもそうだけど、とにかく画質の向上というのは目覚しくて、目を見張るものがあるけれど、インスタとかでわざと色調を転ばせた写真が人気だったり、フィルム写真との境界線がわからないような写真が流行ってるのって、そういうことなのかなぁ。
http://www.flickr.com/photos/126161047@N02/29780777012
http://www.flickr.com/photos/126161047@N02/29780779682
http://www.flickr.com/photos/126161047@N02/29780780612
RICOH GR10 Kodak 400TX
最近、デジタルのGRばっかり持ち歩いていていっぱい撮影して、いっぱいRAW現像したりして久しぶりにデジカメ使ってるぞ感があった。
でも結局、フィルムシミュレーターみたいなので、400TXやT-MAXなんかを選んで粒子感出したりして、あんまりフィルムと変わらないことしてるなぁと…。暗室で印画紙に浮かぶエロさはデジタルでは得られないけど笑
結局、デジタルだろうがアナログだろうが、こんな感じにしたい!ってのが一緒だったらやり方が違うだけで、そのベクトルは全く変わらないんだろうと思う。