アートを楽しめ

去年、初めてギャラリーでオリジナルプリントを買った。
著名な写真家のプリントをインターネットで買ったことはあったけど、リアルに買うのは初めてだった。
毎日というわけではないけどたまに広げて楽しんでいる。
今年、去年のKG+ フォトブックフェアで気に入った写真集の作家さんが大阪で個展をしているというので見に行った。
小さいサイズだけど毎日飾れそうなプリントを買った。オリジナルプリントを買う敷居は実際には全然ないと思う。
当たり前だけど写真集よりもクオリティは高いので、満足感は高い。
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いつの間にか欲しい機材がなくなっている自分がいた。
手元には10年連れ添ったカメラたちが居続ける。ピカピカだったGRは凹んだり塗装が剥げたしている。ライカだってそうだ。
でも、別にそれで十分なんだよな。
それで困ったことがない。あるかもしれないけどなんとかしてきた。
カメラの機能に左右される部分は写真っていうアートの枝葉の部分でしかないと思う。
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カメラメーカーが多い日本にあっては、メーカーの仕掛けたムーヴメントとアートの領域が曖昧で、実際はマーケティングじゃないのって思うことが多い。
実際にこれは海外から来たフォトグラファーの人が言っていた。日本はカメラ大国だから写真表現にももっと期待していたけど、マーケティングが支配していた…と。
別にそれはそれで文化だと思うし良し悪しじゃないと思うけど、どこかで線引きしておいてほしいなと思うことがあるのも事実だ。
まぁ、なんだかんだ言って、好きな写真を飾りたいし好きなものを撮りたいし好きな人を撮りたい。ただそれだけ。