本気でモノクロプリントに取り組むべきタイミングだと思ったのと、なかなかブレークスルーできない現状を憂い、モノクロプリントを「修行」した。
要は教室に通ったってことなんだけど、会社終わりに3時間半ほどレクチャーを受けながら作業する日々はなかなかに辛かった。スキル的には上達した気がするし、自分がどうしても濃いストレートプリントを焼いてしまう癖がわかったのと、フィルターワークや焼き込みも我流ではなくなったのは良い成果だった。
安くはない投資だったけど、やっぱり我流で続ける限界というか、評価の基準を自分の中から外に出す行為は今のタイミングで必要だったと思う。
夏ごろに終了展なるものが予定されているので、グループ展示とはいえとうとう写真展デビューを果たすことになりそうだけど、展示して人様に見てもらえるプリントに仕上げられるか色々と不安だ。
Leica M6 Elmar 50mm/f2.8 Kentmere Pan400
ところで、プリントしていると、どうしても眠くて使いづらいネガがあって、露出が上手いこといってないのかとか色々悩んだんだけど、結局レンズの性能ってところに帰着しそうなものがあった。
四つ切バライタなんかにプリントするとそれはますます顕著で、個体差かも知れないけど、レンズというかカメラの序列が自分の中で崩れた。
夏までの短い期間に試行錯誤する余裕もないので、当面はズミクロンだけを使い続けることになりそうだ。
NO FUTUREな今日
気付いたら年を重ねていて、無為に過ごした日々を悔しがる、そんな終の瞬間なんてまっぴらだ。
今週末は突然の寒波に予定が狂ってしまった。
仕方がないので読書に耽っていたが、読みたい本は山積しているし、写真を撮りに街に出たいし、自転車でツーリングにも行きたいし、行きたいバーや行きたいカフェは沢山あるんだ。いつでも行けるからって行っていないレストランで食べたいメニューもまだ残っている。
圧倒的に時間が足りない。
もっと貪欲に生きたい。
こうでありたいと願った”明日”がまともにそうなったことなんてあるか?
明日は表に出れないほどの大雨が降るかもしれない。
来るかもわからない素晴らしい未来に希望を抱くなんて妄想野郎のやることだ。
今をもっともっと貪欲に生きたい。
本当に強く思った。
Leica M typ262 Voigtländer COLOR SKOPAR 35mm F2.5 P II
街の落書きやステッカーが好きすぎて、最近、イラストの画集とかもよく見ている。
Banksyの作品集がすごくカッコよくて、風刺っていうかスパイスが効いていて感激した。
- 作者: Banksy(バンクシー),廣渡太郎
- 出版社/メーカー: パルコ
- 発売日: 2011/07/07
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エロくてロックでかっこいい。
PUSSYCAT! KILL! KILL! KILL! (Panーexotica)
- 作者: 空山基,寺田克也,ロッキンジェリービーン
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/06/24
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足りない時間と足りない経験は、人様がせっかく本にまとめてくれてるんだから使って使って糧にしよう。
悪い人たちがやってきた
BJCの曲にあるじゃない。
「悪い人たちがやってきてみんなを殺した」って。
最近、トイラボさんを巡る話がけっこう話題になっていて、正直ネガティブなことしか書けないから、スルーしようと思っていたんだけど。
よく見ているブログで「こんなに未払い多かったら、写真系のブログやインスタに写真あげてる人の何%かは未払いの人もいるんじゃないの?」って書かれてて、そうか、そういう考えもあるなと。
良いなと思った写真が盗品かもしれないって考えると急に白ける。
「ほとんどの」トイラボ利用者は未払いという現実があるから。
未払いの多いカメラを公表されていたが、あーよかった自分の使ってるカメラなくて…と思った。
そもそもいろいろ厳しい中ラボやってる人って本当に写真とかカメラとか好きでやってんだから、あぁいうのも公表したくなかったんだと思う。
Leica M typ262 Summicron 50mm/f2
細く長くで続いていくはずの道、踏み外して行き着く先は地獄の一丁目。
相場は決まってる。
終わりゆく冬の彩
雪が積もって喜ぶ年齢でもなくなったけど、やっぱり少しテンションが上がった今年の冬。
Ricoh GR10 Fujifilm X-TRA400
2月に入ってこれからは徐々に暖かくなっていくんだろうか。
気温が少し上がってきて、冬も終わりだなぁと思ったりする。
冬の色彩も好きだったけど、カラーで撮る本数が少なかったかな。
自由を手にいれた
かなり久しぶりに自転車が欲しくなって、ブロンプトンを手に入れた。
元々、乗り物を運転するのが好きだから、自転車はずっと好きで、割と本格的にロードをやっていた時期もあるのだけど、いわゆる自転車ブームに辟易して、3年ほど離れていた。
久しぶりに乗ると、やっぱり自転車は最高に自由な乗り物で、自分のペースで好きなところまで行けて、しんどくなったら押して歩いても電車に乗せてワープしちゃっても良い気楽さが最高だ。
そんなことを言いながら、届いたブロンプトンでいきなり峠を登って死んだ。ロードと違って車重が重いのもあるけれど、とにかくブランクを埋めるのが先決だ。
自由と無責任が紙一重な「ブレーキなし問題なし」な人たちもブームに乗ってメインストリートに出てきてしまったものの、今は元々の裏路地に戻って行ったみたいだ。
それなりに落ち着いた範囲の中で面白おかしくやるのが一番気持ちいいからね。
Leica M typ262 Summicron 50mm/f2
鴨川の鴨だって奥琵琶湖に行ったら撃ち殺されて鍋にされちゃうかもしれない。
垂れ流される感情
毎朝の光景ではあるけれど、混雑する大通りを避けたクルマが旧道へ流れてくる。
京都の小道なんて道幅は細くて交差点も多いんだが、そんな中をぶんぶん飛ばす通勤車とタクシーにはうんざりする。
横断中の歩行者に向けられた容赦のないクラクションに思わず苛立つ。
どんな顔をして鳴らしているのか見てみたくて小走りで横断歩道に近づいてみると、おとなしそうな男性が真顔で鳴らしていた。
立小便するより何の感情もこもっていない感じだったのがすごく面白かった。
Ricoh GR10 Kodak 400TX
トライトライトライ…
税関業務に年末年始休暇があるとは知らなかった。
B&Hから個人輸入した400TXが先週末届いた。
アメリカンな梱包がちょっと面白かった。
今回は配送業者の選択をしなかったので少し高かったかもしれないがそれでも1本あたり670円だったので十分に安かった。
やっとまともに写真が撮れるかなぁと思っていた週末が大雪で外出する気にもなれない。
天気に文句を言いながらGR10をポケットに突っ込んで街を歩いたら、あっという間に1本撮り終えた。
あまりに瞬時に撮れてしまうのもどうかなぁと思うけれど、まぁ、こんな時は横着をしても良いじゃないか。