モデルケースではない

大分のシャムスカ監督の続投問題でよく言われるのが、07年の広島は降格したけど監督をかえず自分たちのスタイルを築いたって話。チームを降格させた監督を続投させた珍しいケースだと思うし、あのときのフロントの働きは立派だったと思う。もちろん、落ちたという最低の結果の中での最善を尽くしたという意味だけど。
でも、あの時の広島と今の大分は決定的に状況が違うし、正直、そこで引き合いに出されるのもどうかと思う。まず、大分は序盤からチーム状態が悪く、持ち直さなかったという点。07年の広島は内容的にはシーズン中良かったという認識で選手も監督もまとまっていたが、今の大分は違う。
因みに、06年広島は開幕ダッシュに失敗した小野剛氏を事実上更迭している。07年に監督を続投させたから、モデルケースみたいな扱いになっているけど、特例だったのは間違いない。
今の大分に監督交代が必要なのか選手補強が必要なのかは知らないけど、今の時期に降格した後のこととか話題になるっていうのは悲しい。
西日本のクラブには頑張って欲しいもんです。