写真はカメラで撮るもん

カラー写真に関してはデジタル撮って出しを突き詰めてみようかなと思っている。
もっとシビアに撮影時に露出を意識して撮影しようかなと。
今までもLeica社の色作りが好きだったからカラーに関してもあまり極端にいじった写真は掲載していないんだけど、よく見ているブログで書かれていたことにほぼ完全に同意したので、もっと一枚一枚ちゃんと撮りたいなぁと。
kt-photo.hatenablog.jp
このかたはM8を使われているけど、僕がMを買った理由も多分にそれは当てはまる。
ちょっと前のアサヒカメラじゃないけど、あんまり加工しちゃうとそれレンズとかカメラとか関係なくなっちゃってるんじゃない?って思うから。
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/29551481268
Leica M typ262 Summicron 35mm/f2.0
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/28552386077
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/28552389897
Leica M typ262 Elmar 50mm/f2.8


そうそう、秋の展示に向けてレンタルスペースを借りた。
生活に張り合いが出来るからこういうのは良いことだなと思う。
思い切って二週間やることにした。大失敗でも大成功でも良いんだ。

 夏の陽射しと平日の古都

平日の京都はいいぞ。
イカ京都ギャラリーでやっていた木村伊兵衛の展示も少し気になったし、センサークリーニングもついでにやってもらおうと祇園方向へ。
基本的に祇園方面はライカ京都に行く以外に用事はないし、全然落ち着かないから行きたくはないのだけれど…。
祇園界隈は外国人が多いのであんまり曜日関係なかった。
今日はとにかく陽射しが強くて、いよいよ夏を感じさせた。
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/43270462202
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/42415960315
Leica M typ262 Elmarit 28mm/f2.8
白川沿いを歩いていたら、水色の提灯が夏っぽいなーと思ったりして。
なんとなくだけど、やっぱり平日の空気感の方が落ち着いていて写真も撮りやすいし、時間を有効に使えて良い。


久しぶりにエルマリートを持ち出したけど、28mmってやっぱ使いやすい。
あと結構思った通りに写っていて安心する。このレンズやっぱ好きだわ。
デジタルライカはやっぱり撮って出しが一番綺麗だなー。
画像っていうより写真っぽい色味が良い。
とか言いながらMMを欲している。禁断の果実な気がするけど。

 120判で撮る街角

新しく出会う街角よりもずっと歩いている街角のほうが撮りたい瞬間が多いような気がしている。
相性みたいなものもあるかもしれない。カメラを携えて歩いて、撮りたくなる街とそうではない街と。
少し前に、「その差を考えてみるともっと深く自分の写真を見つめられるかもしれない」とアドバイスされた。
いろいろ考えてみるけど、まだよくわからない。
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/43005908832
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/29183867268
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/39977934971
Plaubel Makina 67 Nikkor 80mm/f2.8 Ilford HP5Plus
マキナ67は重いのもあって、なかなか遠出の機会がないカメラだ。
使用頻度が高いというか、あまり120判だと意識せずに35mm判と同じくらいのペース、テンポで撮影しているので、普通に撮っていて1日3本は確実に消費する。
最初は戸惑っていたフィルム交換もサクサクになってきた。
現像が手間なので、大きなタンクを使い始めた。50倍希釈のロジナールがめんどくさくなってしまって、ID-11にD-76を注ぎ足しながらのいわゆる「ウナギのたれ」現像に切り替えた。
最初はおっかなびっくりだったけど、液のへたってくる塩梅もわかってきたし、より現像が楽になった。
風呂場にずらっと干された太い120判フィルムが壮観である。

 茅の輪くぐり

どうもここのところ精神的な余裕がなくて、ちょっとの期間、仕事とか諸々を休みたいなーって思っている。
ちょっと立ち止まって、子どもの頃にやりたかった夢とか憧れていた事をやろうかなと。準備が必要なこととか無理なこととかも沢山あるんだけど、ちょっと背伸びしたら出来そうな事はやってみたい。
他人に振り回され続けてきて、ちょっとしんどくなってしまった自分がいるけど、ま、放り投げて休んじゃえば良いじゃんっていう自分もいて良かったなぁと思う。
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/42407475914
Ricoh GR GR Lens 18.3mm/f2.8
昨日の夜に茅の輪くぐりに行ってきて、宮司さんが丁寧に歌の説明をしてくださった。
「思ふこと みな尽きねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな」
宮司さんの穏やかな声と暗闇に浮かぶ提灯の光に、心が軽くなった気がした。

 雨の日だって傘は差さずに

いつも通っている橋ですれ違ったカップルの男の子が足跡を残していた。
不思議な光景というかちょっと面白いなってとりあえずシャッターを切った。
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/42483829042
Leica M typ262 Summicron 50mm/f2.0
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/41915459324
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/40825398710
Ricoh GR10 28mm/f2.8 Ilford HP5Plus
雨に打たれていつもと様子の違うアスファルトと排水口がキレイだった。
壊れたり忘れ去られた傘がなんとなく好きだ。


梅雨に入って早速ちょっと天気がぐずついている。
今でこそあまり雨がどうとか思わないけど、傘を差すのが大嫌いなのは変わらない。
甲本ヒロトが「大人になっても不安だし、50過ぎてもイライラするから、そのまんまでいいんじゃないすか。物事解決するよりも、イライラしたまんまさあ、ロック聴きゃあいいじゃん。」って言っていて、すごい救われた気持ちになった。
やりたい事とか楽しい事と表裏一体でひっついてくる面倒ごとはなんとかやっつけてやりたいと思うけど、そうじゃないこととかいま無理なことは無理せずイライラして酒飲んで音楽聞いて写真撮って過ごそうと思った。


そうそう、SilverEffect Pro2でフィルムタイプをIlford HP5Plusを選んで少し触ったデジタル画像と、ID11で現像してKentmereのRC紙にストレートプリントした物をスキャンした画像。
デジタルの綺麗すぎる感じはともかく、似非HP5Plusが思ったより優秀で、似たトーンを出していてビックリビックリ。

 電子のチリをために行く

ちょっと前にSNSで話題になっていた「さようなら、コダクローム」を観て、いてもたってもいられなくなって、同じようにライカとクルマで出掛けたくて伊豆へ行った。
本当はフィルムで撮れば尚良かったのかもしれないけど、カラーで撮りたかったからデジタルで。
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/42077328001
https://www.flickr.com/photos/126161047@N02/42077328551
Leica M typ 262 Summicron 35mm/f2.0
いろんなものの消費サイクルが早くなって、それこそ、あの映画だって「ちょっと前」のものになっていて恐ろしいと思う。
そういう時代へのカウンターとして、本当に良いものとか手間がかかるものが流行るのもなんかわかるんだけど、あんまり意識が高すぎると辟易してくる。
「さようなら、コダクローム」の中で、デジタル写真のことを「電子のチリだ」って言ってる場面があって、良い表現だと思った。


京都でやっているエリオットアーウィットの写真展がすごく良くて、やっぱりオリジナルプリント最高だと思わせてくれた。
会場で売られている写真集のクオリティが高くて二度美味しいからオススメ。
エリオット・アーウィット展


写真のサイズを少し大きくしてみた。
スキャンした写真では耐性がないから無理かもしれない。

 僕の好きなLeica

前回、M6を落とした話をチラッと書いたのだけど、その後の顛末を書こう。

M6はベースプレートに打痕こそついたものの、動作やファインダーに一切問題はなく、いつもお世話になっているカメラ屋さんでも、ライカ京都でも問題なしとの評価だった。
しかし、これも一つの機会だと思って、露出計が不安定なこと、巻き上げの渋さ、シャッター幕の細かなヨレを理由にオーバーホールを検討した。
オーバーホールに関しては、ライカジャパンに依頼するか、修理業者に出すかでかなり迷った。
迷った理由としては、ライカジャパンはM7以降の現行機種以外のフィルムライカは全てドイツ本社送りで納期も費用もかかること、修理業者では幕交換をしてくれる業者が少なかったことと幕交換後の露出計動作は保証対象外となることが挙げられる。


ここで、心の中で、ライカ純正OHか、別機種への買い換えの2つとなった。*1
たまたま、現行のLeica M-Aを触る機会があって、かなりぐらついた。そこで気づいたのが、スペック的にもデザイン的にも自分が持っているLeica M2のセルフなしとほぼ同じだったこと。
実は、自分の中の理想のライカは正にM2のセルフなしなんだ。M2のフレーム枠の少なさもシンプルで素敵だけど、なにより好きなのは、セルフなしモデルが選べること。M3もM4も実はセルフタイマーレバーがデザイン的にちょっと好きではない。
今所有しているM2はOH代のほうが高かったほど投げ売りされていたのを完全OHした品物。しかし、今は市場が高騰しているのか倍近い値段だ。それなら生まれ変わったM-Aを…と思ったんだ。
dc.watch.impress.co.jp
Leica M-Aはデモ機がないらしいので触って感触を確かめられたのはよかった。割と元気というかバネ感のある巻き上げだった。


イカ京都で、そんな話をしながら率直にOHか買い換えか悩んでるって言ったら、OHを強く勧められた。
「もうフィルムの新しいライカが出ることは正直ないと思います。でも、本当に必要だと思われたときには、まだこれらの機種はご提供できると思います。今お持ちのライカをぜひ可愛がってあげてください」


97年製の僕のLeica M6、20年の放浪の末、ドイツへの帰郷が決定した。

完璧になって帰ってきておくれ。

*1:そのくらい純正OHは値が張る…。