Appleの独壇場に思う

間もなくiOS4の公開という状況でこの記事を書いています。これまでiPhone OSと呼ばれていたAppleのモバイル端末向けOSですが、iPadの発売もあり、「iファミリー」が増えたということで、名称変更がされたようですね。
僕は長い間、モバイルは携帯+Palmという感じだったのですが、最近は携帯+iPod touchという状態になっています。自宅のPCがMacになったっていうのも大きな理由の一つではあるんですけど、なんだかんだでiPod touchは便利。safariでのインターネットも様々なクライアントでのtwitterも気の利いたアプリの多さでも…。
AppleiPadの提供開始によって電子書籍の方にも手を広げていますが、このままの勢いでいえば携帯事業に続いてこちらの事業でも主導権を握る会社になっていくのはまず間違いないかな…と思っています。iPhoneにはAndroidiPadにはKindleという対決軸が一応存在しているものの、Apple製品であること、同じiOSを搭載していること、iTunes Storeという強力な総合ショップを擁していることなどを考えれば、他社を追い抜いて行くのは目に見えていることだとも思います。
Appleの強みは、デザインも含めた製品のクオリティはもちろんですが、ユーザーにその製品を手に取ることによって、生活に変化を進化をもたらすことができるというイメージを売っている点でしょうか。iPhoneのCMでもiPadのCMでも製品性能やデザインよりもむしろ楽しそうに使う様子を映し出しています。
日本のメーカーは携帯端末にしてもなんにしてもカメラの画素数であったり製品スペックであったり「数字」に頼って広告活動している感が拭えません。そういうのではなくて、実際にユーザーが手に取ったときにどんな風に生活が変えられるのかビジョンを提示することが今後もっと重要になってくるでしょうし、スペックよりサービスに主眼を移さなければ今後も独壇場は続いてしまうのではないかと思ってしまいました。
Appleの独壇場は面白くない。