価値は自分が決める

長く使ってきた道具が壊れると悲しい。
9年近く使っていたMacBook Airが壊れた。とても気に入っていて、パーツを交換してしつこく使っていたので虚無感が凄い。
6年以上使っていたRICOH GRも不調だが、とうとうメーカーに修理を断られた。騙しながら使っていくのか悩んでいる。
すっかり世間的には価値のないこの道具たちも自分にとっては愛すべき道具たちだ。


とても買うのを悩んでいた写真集があった。
直感的にカッコいいと思ったけど、あえて買わなかったものを、信頼に足るコレクターの方が絶賛していて、買うべきだと勧められた。
このひと夏、どうしようか悩んでいた。買うのをやめた。
R0061390


「誰々が勧めていたから、買う。」とか「誰々が撮った写真だから、買う。」って価値判断がおかしい。
「自分が好きだから、買う。」
そんな当たり前のことで悩んでいたとは情けない話だ。


取るに足らない見えない誰かの意図で自分が犯されることもない。
もっとシンプルに自分が良いなと思ったものに囲まれて生きているのが一番良い。
たまにそれをぬるま湯だという人がいるかもしれないけれど、その人は自分のハラワタを裂きにきたハイエナかもしれない。
ハイエナの捕食動画って怖いよな。