純粋進化

バンドが長く続けば続くほど、色々と変わってくるものがあると思います。勢いももちろん変わるし、テクニックやパフォーマンスも変わってくるでしょう。そこにはポジティブな面とネガティブな面があるのだけれど、先日、久しぶりに聴いておぉっと思ったバンドがありました。
それは、モンゴル800です。2ndアルバム『MESSAGE』が280万枚を超える大ヒットとなり、パンクブームを巻き起こしたバンドですね。僕は、言っちゃ悪いですけど、正直、そんなに『MESSAGE』好きじゃないです。なんか、直球すぎるんですよね。同じストレートでも少しクセ球な感じが好きなんで、発売された当時も今もあんまり好きにはなれないアルバムでした。もちろん、代表作がこの評価なので、僕のモンパチ評価も特に高くもなく…。ただ、嫌いではなかったです。彼らのスタンスは好意的に見ていたので…。反戦的メッセージを歌に込めていたのも、テレビに出ないのも。
で、そんな彼らがリリースした最新アルバム『eight-hundreds』。たまたま聴く機会があったので、聴いてすごくはまりました。歌詞がだいぶ深〜い感じになってます。そりゃー、比較対象がMESSAGEじゃそうなるよねって話なんですけど、1曲目の「神様」の歌詞が本当に深い。
お勧めの一枚です。

eight-hundreds[初回限定盤]